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Office互換性

Excel2007以降では、Excel2003以前のバージョンとは異なるあたらしいファイル形式が使われています。XMLという言語を利用したファイル形式で、ファイルサイズが小さい、他のアプリケーションとデータをやり取りしやすいなどの特徴があります。
Excel2003以前のバージョンでは、ブックの拡張子は.xlsでしたが、
Excel2007以降のバージョンでは、ブックの拡張子は.xlsxに変わりました。
Excel2007は、新しいファイル形式だけでなく、Excel2003以前のバージョンのファイル形式を操作することもできます。が、2003以前のバージョンでは、新しいバージョンのファイルをそのままでは開くことができません。(逆は可能です。)

Excelのアイコン
Excelのアイコン

 

また、左のように、ブックのアイコンも異なります。

2010で作成したファイルを2003で開くようにするためには、
2つの方法があります。

■Excel97-2003ブック形式で保存する
Excel2007以降で保存する際に、「名前を付けて保存」ダイアログを使って、ファイルの形式を「Excel97-2003ブック形式」を選択して保存することで、ブックの拡張子を.xlsファイルとして保存できます。(下図参照してください。)
このファイルなら、Excel2003でそのまま開くことができます。

Excel97-2003ブックで保存すると
Excel97-2003ブックで保存すると

Excel97-2003ブック形式で保存すると、互換性チェック が表示されます。

ダイアログ内を読むだけで確認できますが、「新しいシートにコピー」ボタンをクリックすると、自動的に新しいワークシートが挿入され、互換性チェックの結果(互換性レポート)が表示されます。


■互換機能パック(無償)をダウンロードする
会社のPCが、ファイルを自由にダウンロード&インストールできる環境にあるのでしたら、無償でMicrosoft社が提供している「互換性パック」をダウンロードすれば、Excel2003で、.xlsxファイルを開くことができるようになります。(ただし、SPなどが当てられている必要があり、最新の状態に管理されていないPCでは作動しません。)

互換機能パック(Microsoftサイト)


ただし、上記リンクページにも明記されている通り、2007以降のExcelの新機能を使ったデータは、2003では反映されないことがあります。たとえば、2003では65536行までしかデータが扱えませんので、Excel2010の最大行数は1048576行となりましたが、65536行を超えるデータは、表示できません。また、新しい関数なども表示できない可能性があります。
2003以前のファイルを開くと、タイトルバーのファイル名の後に[互換モード]と表示されます。

 

 

 

 

互換性チェック

Excel 2007/2010 のブックで、重要な機能性が失われたり、以前のバージョンの Excel で元のデータを忠実に再現できなくなるなどの互換性の問題がないかどうかを確認するには、互換性チェックを実行します。

1.Excel2007または2010 で、互換性チェックを実行するブックを開きます。
2.[ファイル] タブの [情報] をクリックします。
3.[問題のチェック] をクリックし、[互換性チェック] をクリックします。

どの部分がエクセル2003に対応していないのか、わかります。